はじめに
これまでのブログを読んでいただき、ありがとうございます。弊社でGA4、Looker Studioについてご紹介してきましたが、お読みいただいたみなさんはそれらを使いこなせていますでしょうか??今回のブログでは今までの記事とは少し角度を変え、プロジェクトマネジメントについて執筆してみようと思います。最後にはLooker Studioとマネジメントを交えた、活用方法をご紹介いたします。この記事が何かのお役に立てれば幸いです。
プロジェクトとは
そもそもプロジェクトと聞いてみなさまはどんなふうに定義しますでしょうか?
ここでは「毎日やるべき定常的な仕事以外」を”プロジェクト”と定義し、その仕組みやチームとしての動きを考えてみようと思います。
まずは体制ですが、プロジェクトを突発的な仕事(業務)と定義すると構成されるメンバーは毎回異なる人が集まると考えられます。そしてここで集まるメンバーはプロジェクトの内容にあった人が選出されるはずです。
異なるスキルをもつメンバーやある特定のスキルに特化したメンバーだけなど、目的によってその構成は異なります。(もちろん、いつも同じメンバーをあらかじめ構成しておき、対応するプロジェクトを変更する方法もあります。)
これらのメンバーは全員が同じゴール、成果物を出すためにそれぞれの作業を行います。そしてそれに欠かせないのが「条件」です。いつまでに、どんなものを完成させるのか。この、「体制」「条件」がプロジェクトの肝であり、最初に確認すべき内容です。
マネジメントとリーダシップ
では次に「マネジメント」について考えてみます。マネジメントはよく、リーダシップと混同されることが多いですが、この二つはまったくの別物です。マネジメントは主に内部を統制するための役割であり、リーダシップは外部からのサポートやメンバーの鼓舞をする役割があります。
プロジェクトマネジメントはそのプロジェクトメンバーがうまく活動できるように環境を整えたり、仕組みを考えたりすることが非常に重要になります。指示出しをするだけではなく、“進行管理をする”、といったイメージのほうが正しいでしょう。
「体制」「条件」を踏まえて仕組みを作り、進行を管理できればそのプロジェクトはおおむね実行に問題はなさそうです。
ではマネジメントは経験やスキルがないと難しいのか?と思う方も多いと思いますが、そうではありません。マネジメントは経験も大切ですが、技術(技法)で補うこともできます。たとえばガントチャートや会議といった手法です。これらを勉強して実行すれば経験がなくても多少の進行には問題ないと思います。
マネジメントを成功させる
ここまでプロジェクトとそのマネジメントについて解説いたしましたが、それらを成功させるための技法のひとつとしてLooker Studioを使用する方法をご紹介させていただきます。
今回は「進行管理」「定量的進捗管理」にフォーカスを当て、紹介します。
Looker StudioはこれまでGA4のデータをもとに使用していましたが今回は「Googleスプレッドシート」を利用します。
※仮にここではガントチャートと販管費、売り上げなどを数値としてあらかじめ入力しています。
※ガントチャートはGoogleスプレッドシートのテンプレートを使用します。
次にLooker Studioを開き、新規作成を行います。データはGoogleスプレッドシートを選択し、追加するタブごとに追加します。
最後に売上の合計値、期間の選択、担当コントロール、担当ごとの売上を指標とした一覧を作成します。
今回は簡単に、期間や達成率を設けずに作成をしましたがスプレッドシートを詳細に作成すれば案件ごと、担当ごとなどにグラフを作成できます。
この手法を知るだけで、経験がなくてもマネジメントの一部ができるような気がしませんか?
おわりに
今回はプロジェクトマネジメントとその技法としてのLooker Studioをご紹介しました。いかがだったでしょうか?このようにLooker StudioはGA4だけではなく、Googleのさまざまなデータを利用してグラフを作ることができ、色を使った可視化もとても簡単にできます。「GA4でウェブやアプリの情報は取得しているが、社内の全体の管理をしたい」という方にもぜひおすすめのツールです。ぜひ次年度のプロジェクトマネジメントなどでご活用ください。
急いで作成をしたい、データの整理をしたい、GA4のデータと社内のデータを組み合わせたい、などのご要望、ご相談がありましたらぜひこちらよりお問い合わせください。
それではまた、ブログでお会いしましょう!