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【はしやすめ】猫とデジタルマーケティング

【はしやすめ】猫とデジタルマーケティング

■前段

デジタルマーケティングに携わっている人は、日々数字に囲まれているのではないでしょうか。KGIやKPI、ユーザー数、滞在時間など多岐にわたる情報が、待ったなしで入ってきます。そのデータたちを基に、このユーザーのインサイトはああではないか、こうではないかと仮説を作っていき、施策を企画してその振り返りや検証を考えていくわけですが、少し疲れてしまう時もありますよね。

■疲れたときは、猫を眺めるに限る

数字から人間の心理や行動を予測する作業をずっと行うのは、非常に疲れます。その理由は、大半の方は非合理的に感情で物を買うこともあるからです。(すべての行動を合理的に行う方もいると思いますが・・・)「ヤバい」「エモい」などの感情のみで、プロダクトの機能や値段、緻密なプロモーション計画を凌駕してしまうケースをマーケティング現場にいると何度も体験します。「理由なき購入」とでも表現すると良いのでしょうか。そんな時、筆者は猫を眺めます。

■猫を眺めると、優しい気持ちに

個人的な話ですが、筆者は猫を3匹飼っています。何の前触れもなく走り出したり、喧嘩を始めたり、と思ったら3匹で仲良く眠ったり。
その時の気分でまったく行動が変わります。職業病なのか、時間帯などによって行動に傾向が表れるのかと思い、軽くデータを作ってみたりもしたのですが、まったく見つからなかったです。3匹いることで変数が多くなってしまったのか…とも思いましたが、数値の深追いは諦めました。筆者に寄ってきてくれた猫を撫でて、遊んでいる残りの2匹を何も考えずに眺めるくらいがちょうどよいです。優しい気持ちになれます。

■数字は、人の行動の集合体。それを一定の基準で切り分け、解釈することが分析

最後に少しだけまじめなお話を・・・
「何故データを見るのか。」と聞かれれば、それは人間の行動を予測したいからです。「何故人間の行動を予測したいのか」と聞かれれば、そこにビジネスチャンスがあるからです。猫の行動のようにいくら分析しても理由を見つけられないこともたくさんあるかもしれません。だからといって、すべてのマーケティング戦略を経験や勘だけで行うことも少し違うような気がします。「データを見て、人を観る。」これが筆者のチームが大切にしていることです。
「理由なき購入」はあるかもしれませんが、これからも数字と向き合っていきたいです。だって、マーケティングってすごく楽しいですよね。

■まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。デジタルマーケティングと言いつつ猫のことが大半の記事を書いてみました。
データと向き合うことに疲れてしまった方が、この記事を読んで少しでも気が楽になってくれればと筆者は願います。

この記事を書いた人:

プロジェクトマネージャー データプランナー
総合広告代理店に13年勤める。コピーライター、クリエイティブディレクター、制作マネージャーを経験。前職の後半ではアカウントプランナーも兼務し、クライアントの事業課題からデジタルマーケティングを中心に最適なソリューションを提案。200社以上のクライアントにコンセプト設計・タグライン作成、サイト流入、サイト制作、サイト運用、サイト改善を実施。2021年9月よりjeki Data-Driven Labに入社。