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B to BマーケティングにおけるGA4の活用

B to BマーケティングにおけるGA4の活用

■前段

今回はB to Bマーケティングにフォーカスして、Google Analytics 4(GA4)の機能について記載していきます。基礎的な内容ではありますが、そのぶん、応用も効く内容になっていると思います。
ぜひ、最後まで読んでいただければ幸いです。

■B to Cビジネスと比較した際のB to Bビジネスの特徴

簡易ではありますが、大まかにB to CビジネスとB to Bビジネスの比較表を作成したので確認してみてください。

<B to CとB to B比較表>

B to C は個人の買い物になるため、検討している商材が「かわいい」「かっこいい」など、感情的に検討するケースが多いのに対し、B to Bはビジネス上での課題解決を目的として商材を検討するケースが多いため、複数の関係者の納得と合意が必要です。
また、関与者も複数人です。各レイヤーで立案や上申を行い、会社としての決定を行って契約を行うケースがほとんどではないかと思います。

B to Bビジネスの得意先を考える際に、複数の人間の合意形成が必要です。
かつ、各レイヤーで商材の有益性を理解してもらい、その必要性を感じてもらうことが重要です。
B to Cビジネスと比較した際に契約までのハードルが高く、期間も長くなってきます。

■B to Bビジネスの契約までのステップ


<B to Bビジネスの契約までのステップ>

今回の記事では、主にリード獲得(CV)について触れていこうと思います。

■B to Bマーケティングにとってのリード獲得(CV)とは

各企業によってリードが何を指すかは変わってくると思いますが、代表的なものは下記かと思います。

  • フォーム送信
  • ホワイトペーパーダウンロード
  • メルマガ登録
  • ウェビナー登録
  • お問い合わせ(クリック)

■B to BマーケティングにおけるGA4の活用①

GA4ではイベントベースのトラッキングによって、リード獲得の計測が可能です。さらに、上記で挙げたリード獲得ごとにユーザーがサイト内でどのような行動をとったかも確認することができます。
例えば、ウェビナー登録をする前にユーザーがどのページに長く滞在しており、どのような情報を深く読み込んでいるかを分析することができます。
これによって、ウェビナー登録をする前にユーザーが何に注目しており、ページ内のどのようなコンテンツを充実させることが良いか、の判断と方向性を作ることができます。

■B to BマーケティングにおけるGA4の活用②

GA4ではユーザーセグメントの作成ができます。
例えば、「業種別のセグメント」「役職別のセグメント」「顧客のライフステージ(リード、商談中、既存顧客など)」のようなセグメントの分け方です。
B to Bビジネスは契約までのプロセスが長いため、そのプロセスを短くするマーケティング行為は企業の売上に大きく貢献することができます。
商談までのスピードが早い業種の発見、役職による契約率の違い、ライフステージごとによりホームページ情報の確認する場所の違いなどです。

■B to BマーケティングにおけるGA4の活用③

最後にご紹介する機能はマルチチャネルのアトリビューション分析です。
当然の話ですが、B to Bビジネスは個人ではなく、企業とのビジネスになるためその数は限られています。
そのため、多くの企業はユーザーと複数のタッチポイントを設けているのではないでしょうか。(例:広告、ソーシャルメディア、ダイレクトメールなど)
効率よくリードの数を増やしていくためには、貢献値の高いタッチポイントに投資することが重要です。その判断に役立つのがマルチチャネルのアトリビューション分析です。

■まとめ

本記事を読んでいただきありがとうございました。
今回は「B to BマーケティングにおけるGA4の活用」をテーマに記事を書かせていただきました。
基礎的な内容ですが、汎用性が高いGA4の機能を紹介させていただきました。弊社ではビジネス目的に合わせたGA4設定や分析、施策立案・実施を一気通貫で行うことができます。また、データ・マーケティングの自走支援も行っております。

こちらの記事を読んで、「相談をしたい」「話を聞いてみたい」といった相談事項がございましたら、ぜひ下記よりお問い合わせいただければ幸いです。

https://www.jeki-ddl.co.jp/contact

この記事を書いた人:

プロジェクトマネージャー データプランナー
総合広告代理店に13年勤める。コピーライター、クリエイティブディレクター、制作マネージャーを経験。前職の後半ではアカウントプランナーも兼務し、クライアントの事業課題からデジタルマーケティングを中心に最適なソリューションを提案。200社以上のクライアントにコンセプト設計・タグライン作成、サイト流入、サイト制作、サイト運用、サイト改善を実施。2021年9月よりjeki Data-Driven Labに入社。