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GA4データなどを活用したWEB広告改善

GA4データなどを活用したWEB広告改善

■前段

GA4(Google Analytics 4、以下GA4)を活用したWEB広告の最適化は、デジタルマーケティングにおいて欠かせない要素となっています。データ主導の意思決定が求められる中で、GA4の多機能性をフルに活用することは、広告キャンペーンの成功に直結します。この記事では、GA4を使ってWEB広告の効果を最大化するための具体的な施策について解説します。

■広告運用管理画面だけではない役立つデータ

GA4はもちろんですが、よく活用されるデータとしてはCRMシステムのデータが挙げられます。GA4はオンライン行動データを強力にトラッキングしますが、それに加えてCRMシステムを統合することで、オフラインでの顧客データも組み合わせることが可能です。これにより、オンラインとオフラインの両方の顧客行動を把握し、ターゲティングの精度が大幅に向上します。例えば、過去の購入履歴やカスタマーサポートの接触記録を基に、特定のユーザーにパーソナライズされた広告を配信し、顧客のライフタイムバリュー(LTV)を予測して最適な広告戦略を立てることができます。

■デバイスやチャネルデータ

現代のユーザーは、複数のデバイスやチャネルを使って情報を取得し、購買行動を取ります。GA4のクロスデバイストラッキング機能を活用すれば、ユーザーがどのデバイスやチャネルを使っても、その行動を一貫して追跡し、適切なタイミングで広告を表示することができます。また、オフラインキャンペーンの効果測定にも役立つのがGA4の強みです。たとえば、店舗で配布するQRコードやプロモーションコードを用いて、オフラインでのユーザー行動をトラッキングし、そのデータをオンライン広告の最適化に活用することができます。

■ランディングページ、バナー、動画クリエイティブを改善するためのデータ

GA4のデータを基に、ランディングページや広告のコンテンツを個々のユーザーに合わせてパーソナライズすることで、エンゲージメントを高め、コンバージョン率を向上させることができます。たとえば、過去に特定の商品を閲覧したユーザーに対して、その商品に関連するオファーやプロモーションをリアルタイムで提示することで、購買意欲を高めることができます。

■まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。弊社では管理画面だけではなく、この記事でご紹介したようなデータを活用して、ご相談いただいたクライアントのCPAを平均で10〜15%ほど改善した実績があります。広告運用改善のために管理画面での改善も大切なのですが、保持されているデータに目を向けると新たな改善案があることに気がつくことができます。もしこの記事を見てデータを活かしてWEB広告の改善を図りたいなどがありましたらぜひ下記より問い合わせいただければ幸いです。

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この記事を書いた人:

プロジェクトマネージャー データプランナー
総合広告代理店に13年勤める。コピーライター、クリエイティブディレクター、制作マネージャーを経験。前職の後半ではアカウントプランナーも兼務し、クライアントの事業課題からデジタルマーケティングを中心に最適なソリューションを提案。200社以上のクライアントにコンセプト設計・タグライン作成、サイト流入、サイト制作、サイト運用、サイト改善を実施。2021年9月よりjeki Data-Driven Labに入社。