はじめに
こんにちは。
ふと、Google Analytics(以下GA4)の導入や活用方法について発信を行っているものの、そもそもなぜGA4を導入した方が良いのか?といった内容に触れる機会がなかったのでは?と思い立ったため本記事を執筆することにしました。
GA4で何ができるの?
GA4は、簡単に言うとWebサイトのパフォーマンスを測定することができるツールです。
現代の日本におけるインターネットの普及率は非常に高く、2023年度のデータでは個人での利用率が86.2%という数字が公表されており、私達の生活に欠かせないものの一つとなっています。
(参照:総務省 情報通信白書令和6年版 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd21b120.html )
企業や個人、B to BやB to Cを問わず、Webサイトを用いた他者への情報発信やコミュニケーションはもはや当たり前のものになっていると思います。
そういった場になっているWebサイトにおいて、「どのようなページが人気なのか」「先日追加した記事はきちんと人々に見られているのか」等のパフォーマンスを把握できれば、コンテンツを追加する際の参考になり、双方にとってより利益のあるWebサイトを構築できると思います。
多くのWebサイトでGA4をはじめとするWeb分析ツールが導入されている背景にはそういった側面があります。
GA4は無料で使えることや、発信されている情報量の多さから人気のWeb分析ツールのひとつとなっています。
確認できるデータの一例
たとえばどういったデータが確認できるの?といった方もいらっしゃるかと思いますので、初心者の方でも確認や活用がしやすいデータの一例を紹介いたします。
ページビュー数(表示回数)
Webサイトがどれだけ表示されたかを確認することができます。
サイト全体の数値はもちろん、ページ別の数字を確認することもできるので、特に人気のあるページやコンテンツの把握や、その逆に人気のないページやコンテンツを把握できます。Webサイトを閲覧する人がどのような情報を求めているのか参考にすることができます。
ユーザー数
ページビュー数がWebサイトが”何回”表示されるを示しているのに対して、ユーザー数では”何人の”ユーザーにWebサイトが表示されているのか確認することができます。ユーザー数に対するページビュー数等を見ていくことで、Webサイトに訪れたユーザーがどのくらいのページを見て回っているのかなどがわかるようになってきます。
デバイス別のアクセス
先ほど紹介したような数値を、デバイス別に確認することもできます。ユーザーがどのデバイス(デスクトップ、モバイル、タブレット)からWebサイトにアクセスしているかを確認できます。この割合を把握することで注力していくべきデバイスを策定することができたり、デバイスごとにパフォーマンスに極端に差が生まれている場合は修正するべき対象としてリストアップすることも可能になります。
上記で挙げたものはあくまで一例となりますが、最初の一歩として確認するのにぴったりなデータ群だと思います。
活用事例
次に、実際にGA4を導入してWebサイトの改善に繋がった例をご紹介いたします。
ECサイトの販売数向上
分析例 : ユーザーが商品を購入するまでのフローを確認し、人気の商品やコンテンツを特定する
改善策 : よく閲覧されているが、品切れが続いている商品の仕入れを強化して購入したいユーザーが購入できるようにした
結果 : 人気コンテンツの商品群の販売数が伸び、売上の向上に繋がった。
コンテンツサイトの閲覧数向上
分析例 : 記事ごとのページビューや平均滞在時間を確認し、人気コンテンツの傾向を把握する
改善策 : 人気のあるテーマ関連する記事の更新に注力し、内部リンクの強化も行った
結果 : 更新された記事によってユーザーの来訪数・ページビュー数が増加し、読者のリピート率も向上した。
このように、GA4を用いてWebサイトの分析を行っていくことでユーザーエクスペリエンスを改善するだけでなく、運営者にとっても有益になる施策の実施が可能になります。
GA4自体は無料で利用できるツールなので、まずは試しに導入されてみるのはいかがでしょうか。
導入に関しては弊社ブログでも取り扱っておりますので、ご興味のある方はあわせてご覧ください。
関連記事 : Google Analytics 4導入 ( https://www.jeki-ddl.co.jp/blog/20211005_ga4_intro/ )
最後に
本記事では、なぜGA4を導入する必要があるのか?という点を改めて考えてみました。
何事も遅すぎるということはないと思うので、GA4の存在自体はなんとなく知っているが何ができるツールなのかはわからなかった、導入してみたいとは思っているがハードルが高い、と感じていた方もぜひ導入してみてください。
また、弊社ではより簡単にGA4の数値を確認できるプロダクトも開発しております。
関連記事 : GA4簡単活用プロダクトのご紹介 ( https://www.jeki-ddl.co.jp/blog/ga4%e7%b0%a1%e5%8d%98%e6%b4%bb%e7%94%a8%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%80%e3%82%af%e3%83%88%e3%81%ae%e3%81%94%e7%b4%b9%e4%bb%8b/)
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